東京都三宅村は、伊豆諸島の北部に位置する三宅島にある村です。そもそも三宅村は1946年、伊豆村、神着村、伊ヶ谷村が合併して誕生しました。その後、1956年に三宅村、阿古村、坪田村が合併し現在に到ります。 「三宅」という地名は1946年の合併で名付けられましたが、その由来については諸説あります。 まずひとつ目は、伊豆村、神着村、伊ヶ谷村が合併する時、3つの家が並んでいるような島の位置だったことからとする説。 次に、島内にお宮がいくつもあることから「宮家(みやけ)島」となり、それが「三宅(みやけ)島」に変化したという説。 そして、火山が多いことから「御焼(みやけ)島」となり、それが変化して説。 この3つの説が有力です。 特に3番目の「御焼島」という説は、実際に三宅島を襲った2000年の噴火を考えると説得力があるかもしれません。2000年、三宅島の雄山が噴火し、大量の火山灰と火砕流によって全島民の避難を余儀なくされました。この噴火は凄まじく、海の向こうの関東地方にまで刺激臭が届くほど、そして噴火から約5年経ってからやっと避難指示が解除されるほどでした。
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