日の出町

東京都日の出町は、多摩地域の西部にあり西多摩郡に属する町です。青梅市とあきる野市に挟まれるように位置し、この2市しか隣接しません。 日の出町は1955年、平井村と大久野村が合併し誕生しました。「日の出」という地名は、日の出町の西部に位置する「日の出山」に由来しています。当時はまだ「日の出村」でしたが、1974年に「日の出町」となりました。 そんな日の出町には日本一の生産量を誇るものがあります。それは棺桶の生産量。かつてスギとヒノキの植林がされ、林業や製材業、木材加工産業がさかんになりました。その結果、年間20万もの棺桶の生産され日本一となっています。 また、セメント工業もさかんです。日の出町にある「勝峰山」では古くから石灰石が産出され、古くから日の出町の経済を支えてきました。昭和初期には、工場で作られたセメントを運搬するために鉄道をしいたほどです。そして、2000年に入ると徐々にセメントの生産から、耐熱セメントや固まる速度が早いセメントなど、特殊なセメントを生産するようになりました。