台東区

東京都台東区は、東京23区中央のやや北東にあり、荒川区、墨田区、中央区、千代田区、文京区の5区と隣接します。 もともと台東区は、昔の下谷区と浅草区が合併して生まれました。合併時、下谷区側にある上野の「高台」と、浅草の下町を思わせる「東」を合わせて「台東」という名前になったと言われています。 また「台東」という言葉は、縁起良い意味の言葉である瑞祥地名としても知られています。 中国清の時代にまとめられた字書「康熙字典（こうきじてん）」には「台東」に該当する言葉があります。 その意味は「日出る処、衆人集って栄える場所」 「日出る処」は太陽が昇る東、つまり日本を意味すると言われています。つまり「日本で人が集って栄える場所」という縁起の良い意味が台東区に込められています。 そんな台東区といえば、やはり浅草と上野。 浅草は下町文化を感じられる場所として、日本のみならず世界各地から観光客が訪れます。 雷門で有名な浅草寺をはじめ、街全体が下町情緒にあふれています。 また、毎年50万人もの人が訪れる浅草サンバカーニバルも夏の風物詩として有名です。 上野も浅草と並ぶ観光地。 上野恩賜公園は、日本最古の公園で西郷隆盛像が立っていることで知られています。 その近くにある上野動物園は、パンダを見られる日本最大級の動物園。 またアメ横は、まさに下町を感じられる商店街です。